2018年07月23日
14旅団上陸演習 1

四国の第14旅団の転地演習の一環の上陸訓練が静岡県沼津市の海岸で行われたので見てきました。「見てきました」とは、公開イベントではなく、訓練場の範囲外から訓練の様子を見たという意味です。
新東名の駿河湾沼津SAから駿河湾にいる輸送艦「おおすみ」が見えます。「おおすみ」には呉港で14旅団の車両が積載されています。

海岸にやってきました。この辺りは旧陸軍の上陸訓練場で、終戦後に米軍に接収され、沼津海浜訓練場と言われる米軍の上陸訓練場になっています。ただ、特に柵などはなく、普段は一般人も通行・進入することができるようです。(厳密にいえば立ち入り禁止かもしれません)

堤防部分には指揮所用のシェルターが準備されています。地元議員などに対する説明用の場所だと思います。

隊員が海岸にやってきました。迷彩服が陸自、ODの服が海自の隊員になります。

黄色のベストを着た隊員がLCACの誘導員だと思います。無線でやり取りする様子が見えます。

「おおすみ」からLCACが発進した模様。

海岸に向かってきたところでしばし停止。
このLCAC(エルキャック)はエアクッション艇と呼ばれるホバークラフト型の上陸艇です。ホバークラフトなので海上を高速で走れて海岸に直接乗り上げることも可能。

再び発進。海岸に向けて前進します。
LCACはホバークラフトなので最高速度が時速70kmと早いのが特徴です。船型の上陸艇だと時速20kmぐらいしかでません。

14旅団は今年の3月に戦車隊を廃止、即応機動連隊の新編などの大規模改変されたばかりです。改変後初の上陸訓練ということもあって広報や検証要因と思われる隊員が様子を見守っています。

LCACが上陸!