2015年10月17日
「くらま」ヘリ着艦まで

各港から出航した艦艇は徐々に隊形を整えつつ海域へと向かいます。

「くらま」には内閣総理大臣が11:00に着艦するためその準備が行われています。ヘリ甲板の安全柵を乗員が手分けして倒していきます。

ヘリが着艦する際は艦首側から風を受ける必要があるため「くらま」は一端隊形を離れ、風上に向かって速力を上げます。
写真は手前から訓練支援艦「てんりゅう」と護衛艦「ちょうかい」。

遠くからヘリが近づいてきました。

艦の左側からアプローチしてきます。

近づいてきたヘリは掃海・輸送ヘリのMCH-101です。例年では首相輸送はSH-60が担当していますが、今回からMCH-101に変わったようです。SH系と比べて機体が大きいので居住性は格段にいいので首相の輸送には適任かもしれないですね。

大体艦載ヘリはストンと着艦するのですが、そこは首相を意識してか大きな機体ですが、ふわっと着艦。

マストには首相が乗艦していることを示す紫色の旗が掲げられています。(もちろん今回は首相は乗艦していません。)
ヘリ格納庫では内閣総理大臣に対して栄誉礼・儀仗が行われます。

首相が降りたらすぐにヘリは発艦し、「くらま」は隊形に戻ります。
相模湾から富士山が見えます。この日の前日には初冠雪だったようで、よりくっきり山の形がわかります。
今日は快晴!いよいよ観閲が始まります。