2015年04月09日
検証!アイコムコネクタ

前回紹介した米軍放出謎アイコムコネクタを検証します。

スパイラルコードの端にはU-229端子とアイコムの2ピンコネクタ準拠の端子がついています。コードはH-250などの軍用の物と比べてかなり細め。簡単に切れてしまいそうです。

アイコムの特小に2ピンを接続しても変化なし…(当たり前ですが)。U-229側も接続しないとダメですね。
ということでたまたま家にあったPRC-25に接続してみたところ…!!電波を発射しました!チャンネルを合わせてもう一台の特小で受信しようとしましたが、ノイズだけ。謎コネクタ側特小のPTTを押しても反応なし?受信側のPTTを押しても反応なし??

PRC-25にはU-229の受け側、U-183端子が2つついているのでもう一つにハンドマイクのH-250を接続し、H-250のPTTを押すと・・・!!
微かではありますが、受信側特小から声が!!ただし、送信側特小を見ると何もしていないのに送信マークが出ており、ずっと電波を発射しているようで、受信はできません。(PRC-25の電源はOFFです。)
いろいろパターンを変えて試してみたところ、
● 謎コネクタ側特小の電源を入れた状態で2ピンコネクタを接続すると送信専用に。謎コネクタ側特小には電波発射のマークが出ているが、この状態では受信側特小からは雑音が聞こえるのみで、H-250のPTTを押さないと声は聞こえない。ただし、音声は非常に小さい。
● 謎コネクタ側特小に2ピンコネクタを刺した後に電源を入れると逆に受信専用になり、別の特小のPTTを押すと、H-250から音声がはっきりと聞こえてきます。謎コネクタ側特小からは何も聞こえてきません。H-250のPTTを押しても電波は発射できませんが、謎コネクタ側特小のPTTを押すと電波を発射できます。
ということで基本的には電源の入れるタイミングで受信専用か送信専用かになるようです。
これはなかなか興味深い検証結果になりました。謎端子を加工するのがもったいなくなりましたので謎端子は加工せずに特小にH-250をつなげられるように加工します。
面白そうなのでもっといろいろ試してみようかと思います。